弊社は近年需要が高まっている、培養菌体や微生物コロニーの自動ピッキングを可能にする、100%国産の自動装置を新たに販売することになりました。
高解像度カメラで取得された鮮明な画像から、培養コロニーを画像認識し、専用の解析アルゴリズムを用いて、様々な菌やアプリケーションに対応したセレクションを実現します。

4×6分割撮影で約2100万画素の高精細カラー画像によるコロニーの認識抽出と、独自のデュアルANSシステム(自動針交換機構 ANC:Automatic Needle Change とカメラ針先自動補正機構 ANC:Automatic Needle Collection)、針先3重滅菌機構など強力なコンタミ対策はそのままに本体はコンパクト化されています。
より高精細な画像で捉えたコロニーを高いコンタミ防御機構の中で高速に精密処理します。オペレーターは煩雑で神経をすり減らす長時間の手技作業から解放されます。
高解像度カメラと洗練されたソフトウェア

多彩な認識条件・機能設定
- 1670万色の色選別・面積(最小/最大)
- 隣接距離/円形度/長径短径比
- 最大数制限
- ウェル配列、ブランク設定
- 1枚当たり最大ピッキング数
- ピッキング針差し込みストローク条件
- ピッキング針洗浄設定
- レプリカ作成指定
- 画像データ自動保存
- CSVデータエクスポート
考え抜かれたピッキングテクノロジー
認識したコロニーはコンタミネーション対策された専用ピッキング針(ピッカーピン)で高精度に移植が行われます。最適構成を選択できる製品バリエーションで、小規模スクリーニングから HTS まで幅広く対応します。

コンタミネーション対策は万全
ピッキング針は、本体内に装備されたエタノール槽でのブラッシング、リンス、ヒーターを用いた乾熱滅菌の、三段構えのコンタミネーション対策がなされています。

主な特長
- 鮮明な画像を取得する、最大2100万画素相当カラーCCDカメラ
- 最小直径0.5mmのコロニーを高精度に移植可能な高精度ピッキング
- ピッキング処理前に内蔵UVランプによる紫外線殺菌が可能
- 48本を搭載できる、ピッキング針の自動交換機能
- エタノールリンス、ブラッシング、乾熱滅菌による三重のコンタミ対策
- 1000コロニー/時間の高速処理を実現(2pinヘッドモデル)

対応容器
移植元(Source) | 移植先(Destination) |
φ90, φ150ペトリディッシュ オムニトレイ マイクロプレート(オプション) |
96Well、384Wellマイクロプレート (シャロー、ディープ、PCRプレート) オムニトレイ |
アプリケーション
ハイスループットなスクリーニングが求められる、抗体医薬開発・タンパク質機能探索・各種菌探索などに多彩なオプションで対応します。
- 微生物
- 酵母/細菌/大腸菌(E・coli・Salmonella)
- プラーク(バクテリオファージ)
- 生体細胞(培養細胞)
- その他
オプション

- HEPAフィルターユニットによる清浄空気環境での処理
- バーコードリーダーを用いた検体管理機能
- 運転監視カメラ+運転ログ保存機能
- 外部ロボットなど外部機器との連携
お問い合わせ
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