課題
-80℃や液体窒素温度で保管される生体試料は温度感受性が高く、常温での暴露時間の長さが品質に影響を及ぼす恐れがあります。
しかしながら、現状では霜や結露による目視の阻害、ボックス内の検体位置の確認のしにくさなど、ヒューマンエラーが起きやすく、目的の検体を素早く、確実に入出庫するうえで様々な課題があります。
取り組み
我々は焦点フリーのレーザープロジェクターを用いて、プロジェクションマッピング技術でこの問題を克服できないかと考えました。
検体管理ソフトウェアやLIMSには、収納されているボックスのID、ボックス内の位置情報があらかじめ登録されています。
この情報をもとにピッキングリストを作成し、出庫対象のバイアル容器の上部を照射することで、作業者は「光った検体をピッキング」するだけでよく、素早く確実に目的に入出庫作業を行うことができます。
コンセプト
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シンプルな操作
作業者は光った検体をピッキングするだけの簡単操作。誰でもミスなく、すばやく超低温検体の入出庫ができます。
- 監査証跡
内蔵のバーコードリーダー、RFIDリーダーを用いて、目的のボックス、検体の照会を行い、記録を行います。 -
データ連携
弊社製システムだけでなく、他のLIMSなど外部システムとの連携が可能なAPIをご用意し、普及を目指します。
製品情報は こちら をご確認ください。
開発ギャラリー
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