Cellpuri- 遠心分離を不要にする細胞濃縮チップ

遠心分離を使用せずに細胞を濃縮するディスポーザブルチップ

Cellpuriは、遠心分離法を使用せずに細胞を濃縮を可能にするディスポーザブルチップです。 細胞はマイクロ流路内のレオロジー現象を利用して分離されており、そこでは細胞懸濁液が通過して廃棄培地が除去され、濃縮された細胞が出口に集められます。

特長と利点

  1. ユーザーフレンドリーなディスポーザブル細胞濃縮チップ
  2. 2分間で細胞を20倍以上濃縮
  3. 遠心分離不要のワークフローにより、細胞の損傷を最小限に抑える
  4. 全工程をクリーンベンチ内で行うことが可能
  5. 細胞洗浄時の回収率 95%
  6. シリンジポンプを使用して濃縮が自動処理されるため、ヒューマンエラーを削減

フィルターレスフィルター (FLF) テクノロジーとは?

CURIOSIS社が開発したマイクロ流路チップによる細胞分離・濃縮技術です。 チップ内の無数のマイクロメートルサイズのチャネルが、溶液から特定のサイズの粒子を分離、濃縮、および除去するレオロジーフローを作成します。マイクロチャネルは、サイズに応じて細胞を分離するように戦略的に設計されており、大きな細胞は片側に向けられますが、小さな細胞は横軸にランダムに流れ、最終的に反対側に集まります。 FLF技術は、細胞濃縮、白血球分離、血漿分離に適用できます。

Cellpuriによる細胞濃縮

Cellpuri は、細胞をスピンダウンすることなく培地から HL-60 細胞を効率的に分離し、4.9 x 10 cells/mL の初期濃度で HL-60 細胞で 20 倍以上の濃縮 (121.2x10 cells/mL) が観察されました。

Cellpuriによる細胞凝集の減少

MCF7 細胞を含む接着細胞は、細胞の継代により凝集塊を形成する傾向があります。 しかし、下の画像に示されているように、Cellpuri を使用した濃縮では細胞の凝集が減少しますが、遠心分離によって細胞がペレット化されるため、細胞の凝集が増加します。

各種資料・ダウンロード

Cellpuriのご検討・ご購入について

Cellpuriは現在、トライアルキットを用いた評価マーケティング中です。
弊社では専用のシリンジポンプとCellpuriチップを用いた評価デモを推進中です。当技術をご評価されたい方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。

 

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